
2023年の「新語・流行語大賞」ノミネート語30が発表されましたね!
毎年「何これ!」「知らない」「選考基準おかしい」と大なり小なり物議を醸しておりますが、2023年は殊更大きな物議を醸しております!
「増税メガネ」が入ってなかったり、「性加害」「ジャニーズ問題」など配慮に欠けるなどなどおかしいと言われることが多いです。
そうした流行語大賞がおかしいと言われる理由についてまとめましたので、ご紹介致します!
【2023】流行語大賞ノミネート語がおかしいと言われる理由

それでは2023年流行語大賞ノミネート語がおかしいと言われる理由についてご紹介致します!一覧ははこちら!
・理由①:流行語の選考基準がおかしい
・理由②:増税メガネが入っていないのがおかしい!
・理由③:ジャニーズという名称が入っているのがおかしい
・理由④:「性加害」が入っているのがおかしい
・理由⑤:犯罪に関わる言葉がノミネートしているのがおかしい
・理由⑥:【その他】これが入っていないのはおかしい!言葉
理由①:流行語の選考基準がおかしい
毎年言われておりますが、流行語大賞の選考基準がおかしいなんて声をネットでは多く見かけます。
それだけ周りが思う流行語とユーキャンで選ばれた流行語に「ズレ」が生じているみたいです。

選考委員なるものがあることから「選考委員が選んでいる」と思うかもしれませんが、実はいくつかのプロセスを経て流行語が決定しているみたいですね。
・金田一秀穂氏(杏林大学教授)
・辛酸なめ子氏(漫画家・コラムニスト)
・パトリック・ハーラン氏(お笑い芸人)
・室井滋氏(俳優・エッセイスト・富山県立高志の国文学館館長)
・やくみつる氏(漫画家)
・大塚陽子氏(「現代用語の基礎知識」編集長)
2022年12月12日の文化放送のインタビューにて選考委員の一人である辛酸なめ子さんが「選考プロセス」について言及しておりました。
辛酸なめ子「その年の新語・流行語大賞が世の中に発表されるのは、ノミネート30語が発表された時だと思うんですが、その前に、現代用語の基礎知識という本がありまして、そちらに掲載されている中から選ばれるというのが基準になります。なので、こちらの編集者の方が選んだ60語ぐらいがあって、そこで選考委員が“他にもこの言葉が流行ってるんじゃない?”というのをちょっと足して、その後、会議をしていく感じです」
引用元:文化放送
辛酸「選考委員は大賞までは決めずに10語までは決めるみたいな感じです。大賞は編集部の方がバランスを考えて、決められるのかなと」
引用元:文化放送
なのでまとめると
1.「現代用語の基礎知識」にその年に流行ったもしくは新たに生まれた言葉が記載される
2.「現代用語の基礎知識」を読んだ読者のアンケートから30〜60語が編集部によって選ばれる
3.選考委員によって足りないと思われる言葉を追加
4.選考委員によって10語まで選出
5.大賞は編集部が決定
ということになります。
こうして見てみると編集部や「現代用語の基礎知識」を購入した読者、選考委員という狭い範囲での選考という感じがしますよね。
まず「現代用語の基礎知識」の購買層についてですが、選考委員にも名前がある大塚陽子さんによると
『現代用語の基礎知識』のターゲット読者は、ビジネスパーソンはもちろん、社会の動きを追いかけ続けている方全般。
引用元:フライヤー
ということなので、若者の声はまず入っていないと推測できます。
また選考委員もあらゆる分野の知識を備えたまさしく知識人と言える方々ですが、皆さん結構な大人ですし、編集部も社会人なので未成年はいないでしょう。
それに選んでいる方々の好みにもよってきてしまうかと。
つまり一見すると「今年流行った言葉」を平等に選んでいる感じがしますが、実は結構偏った選び方をしているのですね。笑

そうした内情は調べないと知らないので、選ばれた言葉に対して「おかしい」なんて思うのではないでしょうか。

理由②:増税メガネが入っていないのがおかしい!

退職金や通勤手当にも課税する「サラリーマン増税」など何かと増税のイメージが強い岸田文雄首相のことをネットでは「増税メガネ」とよく言われておりますよね。

逆に「エッフェル姉さん」なんて言葉があったのが筆者としては驚きました。
松川るい議員と今井絵理子議員のフランス研修問題も話題にはなりましたが、エッフェル姉さんなんて言葉ありました?笑

増税メガネは忖度で外された?
岸田首相の増税メガネについてネットでは「忖度だ」という声が見られました。

流行語大賞は「現代用語の基礎知識」という本から候補が選ばれます。
ただ「現代用語の基礎知識」は7月に発行なので、8月頃に出てきた「増税メガネ」がノミネートされていないのは仕方がないのでは?と思います。
ただ2022年12月12日に文化放送のインタビューで流行語大賞の選考委員となっている辛酸なめ子さんは「選考委員が他にもこの言葉が流行っているのでは?」と追加できることを話しております。
編集者の方が選んだ60語ぐらいがあって、そこで選考委員が“他にもこの言葉が流行ってるんじゃない?”というのをちょっと足して、その後、会議をしていく感じです
引用元:文化放送
なので、選考委員が「増税メガネ流行っているから入れよう」となったけど編集部の方で止まったのか、それとも選考委員が「わかっているけど入れなかったのか」どちらにせよ「忖度があった」と邪推してしまいます。
理由③:ジャニーズという名称が入っているのがおかしい

「ジャニーズ問題」という言葉がノミネートされたことに対して批判の声が上がっております。
元々ジャニー喜多川元社長の性加害問題を発端に、被害者への配慮(ジャニーズという名前で被害に遭ったことを思い出させないように)でジャニーズ事務所は名称を「SMILE―UP.」へと変更しました。

言わばタブーのような扱いにしようとしているところにこの流行語大賞でまた取り上げられてしまったら台無しですよね。
先日KAT-TUNの上田達也さんが自身のインスタライブで「ジャニーズ」と口を滑らせてしまう場面があり、謝罪しておりました。
実際に事務所に所属しているタレントでさえも配慮しているのに、流行語大賞というニュースで大きく取り上げられることで消したいはずの事務所の名称を使うのは被害者に対しての配慮が欠けているといってもしょうがないですよね。
理由④:「性加害」が入っているのがおかしい
2023年の流行語大賞にノミネートされた言葉の中で「性加害」がありましたね。
これはジャニー喜多川元社長による性加害問題のことになります。
この「性加害」がノミネートされてしまったことについてネットでは「被害者の気持ちをわかっていない」と批判の声が多く見られました。


実際にニュースを見たり、記事を読んだ人達は「あージャニーズのね」とか「性加害ノミネートされたんだー」という感想かもしれません。
しかし、ジャニーズに限らず実際に被害に遭われた方々からしてみたら自分が酷い目に遭った言葉が表彰されるようなこの流行語大賞はおかしいと思いますよね。
娯楽にしてもデリカシーに欠けたノミネートだったのかもしれません。
笑顔で「性加害がノミネートされました!」なんて言えないです。
理由⑤:犯罪に関わる言葉がノミネートしているのがおかしい

「頂き女子」はネット上で「頂き女子りりちゃん」と自らを称し、男性からお金をだまし取るマニュアルを販売した詐欺ほう助罪などに問われた女性のことを指します。
また「NGリスト」や「性加害」はそのままジャニーズの性加害問題ですね。
これらは明るい話題!というよりは犯罪に関わる言葉になりますよね。
そうした犯罪に関わる言葉が選ばれる流行語大賞がおかしい!という意見がありました。

理由⑥:【その他】これが入っていないのはおかしい!言葉

他にも「なんでこの言葉がノミネートされていないんだ!」という意見がありましたのでご紹介致します!
食器ぺろぺろ問題
ある少年がスシローの醤油差しをぺろぺろした映像がネットに流れて大きな話題になりましたね。
2023年初めの方の話題なので、今では「そんなことあったな」という感じですが、間違いなく「食器ぺろぺろ問題」は流行しました。
そんな「食器ぺろぺろ問題」が入っていないのはやっぱり記憶から薄れてきたからなのでしょうか。

チュニドラ
チュニドラは中日ドラゴンズの蔑称なのですが、正直これは一部にしか流行っていないのでは?
筆者は知りませんでした・・。笑

「新語・流行語大賞」2023年ノミネート語はこちら!

2023年流行語大賞ノミネート語30をご紹介致します!
見てみると「あったなあ」というものや、「これなんだっけ?」や「知らない」ノミネート語もいくつかあるかと思います!
・I’m wearing pants!(アイム・ウェアリング・パンツ)
・憧れるのをやめましょう
・新しい学校のリーダーズ/首振りダンス
・新しい戦前
・アレ(A.R.E.)
・頂き女子
・X(エックス)
・エッフェル姉さん
・NGリスト/ジャニーズ問題
・オーバーツーリズム
・推しの子/アイドル
・OSO18/アーバンベア
・蛙化現象
・5類
・10円パン
・スエコザサ
・性加害
・生成AI
・地球沸騰化
・チャットGPT
・電動キックボード
・2024年問題/ライドシェア
・ひき肉です/ちょんまげ小僧
・藤井八冠
・ペッパーミル・パフォーマンス/ラーズ・ヌートバー
・別班/VIVANT(ヴィヴァン)
・観る将
・闇バイト
・4年ぶり/声出し応援
・Y2K
朝ドラおじさんではないので「スエコザサ」はピンとこないですし、エッフェル姉さんなんてありましたか?笑
毎年賛否両論起こりますが、ジャニーズ問題が入っていたり増税メガネが入っていなかったりと2023年も批判が多そうです・・。
【2023】流行語大賞がおかしいと言われる理由6選!まとめ
2023年の流行語大賞ノミネート語がおかしいと言われる理由についてまとめました!
ただ流行っている理由だけで言葉を選んでいると思いきや、実は政治的な忖度が感じられたり、言葉が流行るきっかけとなった問題の被害者に対しての配慮が欠けていたりとおかしい部分はいくつか見られましたね!
大賞の発表は12月1日とのことなので、一体どれが大賞になるのか予想をして待ちましょう!
筆者の予想は「憧れるのをやめましょう」です!