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【BM感染】ネクステージ不祥事一覧!不正をわかりやすく解説!クレカ不正利用の犯罪も

ネクステージ 不祥事 一覧

大手中古車販売店のビッグモーターが起こした不祥事によって、「自分が利用している中古車販売店は大丈夫か?」「他の会社は大丈夫か?」なんて心配した方も多いかと思います。

そんな中、中古車販売で業界第2位に位置する「株式会社ネクステージ」にも過去に不正を行っていたという不祥事が発覚。

ビッグモーターの不祥事から社内調査を行なったところ「不正な案件は確認されなかった」という結果となりましたが、内部社員からの告発があったみたいですね。

不祥事はいくつかあったみたいなので、不正一覧としてわかりやすくまとめましたのでご覧ください!

ネクステージが起こした不祥事・不正の背景にはノルマと低い賃金があった

ネクステージが起こした不祥事や不正の背景にはビッグモーターと同様に「厳しいノルマ」と「安い賃金」があります。

ネクステージは2030年までに「売上高1兆円」を目標に掲げておりました。

1兆円を達成するのは生半可なことではできません。

ノルマが達成できなければ自身の査定につながるし上司の目が怖い・・もはや正攻法では達成することができないのであれば不正に手を染めるしかないですよね。

またネクステージ社員の基本給は「16万円」と低めです。

日本の新卒社員の平均月収が「22万8千円」くらいなのでその低さが伺えます。

給料を上げるには中古車の販売や付帯サービス(タイヤ交換、ガラス保証、塗装など)の売り上げを上げなければいけません。

とはいえそんなに沢山売れるものでもないですし、これも不正をしなければ「人並みな生活が送れない」状態だったためかと思います。

ネクステージが起こした不祥事・不正一覧

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それでは早速、ネクステージが過去に起こした不祥事・不正を見ていきましょう。

不正①:従業員が客のクレカを不正利用

2023年11月2日にパトロール系YouTuberの「KENZO【新宿109】」さんの投稿により、ネクステージのSUVを取り扱う店舗「SUV LAND」の神戸店にて「従業員が客のクレジットカードを不正利用した」ことが明らかになりました。

ことのきっかけはKENZOさんの元に被害者から「クレジットカードを不正利用されている」とXのDMにて相談が来たことです。

2023年7月13日くらいにSUV LANDにて車の無料査定を持ちかけられ、応じた
②被害者の男性はお店の中に、従業員のみ車に乗り込んで査定(肖像権のためドライブレコーダーは切断されており、男性も中に財布を置きっぱなしにしていた)
③翌週にクレジットカードの利用履歴を見たらメルカリで約12万円(車のマフラー、BMWのステッカー)覚えのない使用をされていた
④おかしいと思いクレジットカード会社に問い合わせ、使用者の住所など情報を取得
⑤調べてみたら車の査定をした従業員だった
⑥警察に相談したが、別の事件があるから動けないと、10月までに連絡しますと言われるが結局連絡もなかったのでKENZOに相談

クレジットカード会社からの補填も受けられたそうですが、補填を受けると被害ではなくなり、被害届を出せなくなるため、被害者の男性は補填を受けなかったみたいですね。

お金が戻ってくれば良いというより、犯人に対しての怒りがありますね・・。

その従業員というのがネクステージの「葛葉啓介」さんです。

引用元:Youtube

葛葉啓介さんは終始なんというかクレジットカードの不正利用について否定はしないのに驚いている振りというか・・。

「え!?自分まさかクレジットカード不正利用したんですか!?」みたいな感じで使っていたけどそれは故意じゃないというスタンスでマジで心臓強いなと思いました。笑

「私が使ってるとは思うんですけど、故意になにかしてやろうと思ってやったつもりは全くなかった」

引用元:Youtube

ほとんど言い逃れできない状況でこれを言えるってすごくないですか?笑

葛葉啓介さんは最後まで「私がやりました」とは言いませんでした。

現場では警察が到着し、事情聴取が開始されその場はそれで終わりました。

後日警察から連絡があり、被害者は正確にはメルカリ側に当たり、被害男性は被害届を出せないみたいです。

しかし、被害届が受理されなくても捜査には動くとのこと。

さすがに全世界に配信されてしまっては動かざるを得ないですよね。

被害男性にはSUV LANDの責任者が「返金します」としました。

まず被害男性にお金が戻ってきて良かったです。

前職でも横領をやっていた

後日KENZOさんは動画を更新し、葛葉啓介さんの前職で同じ職場で働いていた方からのタレコミがあったようです。

葛葉啓介さんは前職でもショーケースの備品を盗んでいたりお客から「お店で使ってくれ」と言われた車のホイールを私物化しヤフオクで出品しお金に変えていたみたいです。

葛葉啓介は懲戒免職となった

現在葛葉啓介さんはネクステージを懲戒免職となったそうですね。

ここまで有名になってしまったら次の色を探すというか逮捕の方が先になりそうですよね。

不正②:客にタイヤをわざとパンクさせればと悪知恵を吹tき込む

ネクステージが提供している保証サービスの一つに「タイヤ新品保証」というものがあります。

タイヤ新品保証は車を購入してから2年間、車がパンクした時のタイヤ代を保証するというものです。

料金は車両の種類によって異なりますが、大体以下のようです。

・軽自動車 7,990円
・普通車 9,900円
・輸入車 11,000円

保証に入って2年間タイヤに何もなければ保証に入り損ですよね。

ネクステージはこのタイヤ新品保証に加入を渋るお客に対して「タイヤが古くなったら、パンクさせればいいのですよ」と悪知恵を吹き込んだみたいです。

わざとタイヤをパンクさせて保証を受けるのは詐欺行為に当たります。

もちろんそれはパンクさせたお客がです。

ネクステージ社員の言う通りにしたのに捕まりたくはないですよね?

更にタイヤ代は保証されますが、タイヤ交換の工賃は別途かかります。

タイヤ交換の工賃は売上に計上し、客には詐欺行為を勧める。これは悪質だと思われてもしょうがないですよね。

ネクステージはこの不正を把握しており、厳重注意で対応。

また社内教育に取り組んだみたいです。

タイヤ保証販売時のセールストークについてですが、当該案件は 2018 年 10 月に当社内で把握しており、当時はこのようなセールストークを想定していなかったため、厳重注意のみで対応致しました。以降は社内文書にて懲罰基準を明記、社内教育ツール※においても【コンプライアンス】項目内で禁止事項として記載、さらにお客様提案用ツールである【AFTER SERVICE MENU】内にも詐欺行為となる旨記載しております。

引用元:ネクステージHP

不正③:タイヤをパンクしたように見せかけて交換

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ビッグモーターにも似たような不正がありましたね。

ビッグモーターではわざとタイヤをパンクさせて、交換工賃や保険の水増しをするものでした。

ネクステージでは「太めの釘の頭部分だけをタイヤに乗せて釘が刺さったように見せる」ことでお客にタイヤ交換が必要だと説明。

もちろんタイヤは無傷です。

タイヤ交換の工賃を売上に計上し、無傷のタイヤは自分の懐に入れてオークションに横流ししていたようです。

更に保険会社にも申請して保険金も不正受給。

会社の利益に貢献し、自分の懐も温まる。損しているのはお客だけですね!笑

不正④:上司のパワハラ(暴力)

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ネクステージでもビッグモーターと同じくノルマがきつい状況です。

そういった状況だと全体的にピリピリしますし、上司なんてノルマを達成しないと上から何言われるのかわかりません。

また元々パワハラ体質な上司もいたようです。

上司から「ボケ、カスと罵られた」と言う話や、元ビッグモーター社員は「新入社員の胸ぐらを掴んでロッカーに突き飛ばした」ようです。

ロッカーや近くにあった洗濯機が壊れるほどの勢いだったそうです。

更にイライラした上司は喫煙所の囲いや室外機を蹴り飛ばして破壊したこともあり、陰で「クラッシャー」なんて呼ばれていたみたいですね。笑

ネクステージ 不祥事 一覧

「クラッシャー笑」なんて思いますが、実際にその人の近くで働いていた人たちからしたら毎日びくびくしながら働かないといけないですよね。

自分も口が悪い上司と仕事したことがありますが、それだけでも相当なストレスでしたので暴力を振るう上司がいる状況は経験したくありません。

というか普通に傷害事件では?怖くて通報できなかったのでしょうか。

不正⑤:保険の架空請求

ビッグモーターでも聞いた話ですが、ネクステージでは保険の架空請求もあったようです。

例えば、傷のない部分をあえて修理したりして保険会社に保険金を水増し請求するといったことですね。

ネクステージでは、2019年頃、存在しない原付のナンバーをでっち上げ保険を契約していたようです。

これができれば、いくらでも架空の車や原付を販売したとして保険契約が可能ですよね。

もちろんバレないように限度はありますが、ノルマは簡単に超えることができます。

これに対してネクステージは「保険契約数はノルマにない」「原付自転車は査定の対象外」としております。

当社としては、保険契約数に関するノルマはありません。また、本事案のように車両
でない保険契約(原動機付自転車等)は②の昇格基準にも含まれないため、発生する目的が不明であるかと存じます。

引用元:ネクステージHP

また、原付での不正は確認できなかったが、車両での不正は認識しており不正を行った社員に対して罰を与えております。

車両での類似の事案としては、2020 年 10 月に一つの店舗において保険の獲得が芳しくなかったスタッフが、友人に依頼し承諾の上、販売時の下取車両において友人名義で保険契約を捏造した事案がございました。対象社員には出勤停止3か月及び保険募集行為の停止処分を行い、契約者様にはご説明の上契約の取り消し、保険会社様には事案の報告済みとなり保険
会社様から処分を受けております。
また、店舗内の追加調査を実施し、他3名のスタッフにも類似の事案が確認され、それぞれ事案にあった懲戒処分となっております。本事案は、店舗内の実績が継続して低迷していた中、一部のスタッフが安易な責任感から実施した事案となり、当該店舗全スタッフに対し、本事例をもとに適正募集に関する研修を実施いたしました。

引用元:ネクステージHP

保険のノルマはない・・とありますが、実際には店舗ごとの売上のノルマがありそれを達成するために保険契約も稼がないといけないのが現状だったのでしょう。

従業員も不正をやりたくてやったわけでもないのに友人に無理して頼んだのかもしれません。

そう考えると気の毒になりますよね・・。

不正⑥:保険契約数の“売買”

ネクステージでは車の販売台数に対して一定の割合で付帯サービスも売らなければ「達成ボーナス」が与えられないようです。

社員にも保険契約を取るのが「上手い」成績の良い社員もいればなかなか成績が良くない社員もいます。

2019年頃の関東地方の店舗にて成績の良くない社員に対して十分な保険契約数を持っている社員が「保険契約を1万円で売ってやる」と持ちかけることがありました。

逆に「売ってくれ」と頼む社員もいたようです。

ノルマを達成できなかった時が相当辛いのでしょう。

上司からは怒られ、ボーナスも貰えない・・もうなりふり構っていられないと言うことでしょう。

お金を払ってまでと言うことは上司が怖いのでしょう。

ネクステージは「保険契約のノルマはない」「昇格基準に保険契約数があるのでそれのためでは」と回答しております。

保険契約数に関するノルマはありません。KPI としては設定しており、これに対する罰則や罰金もございませんが、昇格基準の一つの目安には含まれております。

引用元:ネクステージHP

多分上司からの圧がすごいからなんだろうなぁ・・。

不正⑦:保険の加入を条件に値引き

「保険の加入を条件に車の値引きを提案」し懲戒処分になった事例もあります。

何がいけないの?と思われた方もいるかもしれません。

車の購入に値引きはつきものですし、筆者も最初わかりませんでした。笑

ですが、調べてみると「保険業法第300条」に抵触するみたいです。

保険契約者又は被保険者に対して、保険料の割引、割戻しその他特別の利益の提供を約し、又は提供する行為

引用元:日本ファイナンシャルプランニング株式会社

つまり、保険への加入が車の値引きの条件にすると結果的に保険料の値引きになり「保険料の割引」にあたるようです。

単に「車の値引きしますよ。あ、保険の加入はどうですか?」だったらよかったのですが・・。

不正⑧:街路樹に除草剤を撒いていた?

ビッグモーターが店舗をよく見えるように街路樹に無断で除草剤を撒いていたことは有名ですね。

使われた除草剤が品切れになったことも・・。笑

2023年9月6日の週刊文春電子版の記事では「ビッグモーターと同じく店の前に除草剤を撒いていた」と言う社員からの告発があったと記載がありました。

しかし、ネクステージの「報道機関様からのご質問状につきまして」には街路樹についての言及はなく、これは「疑惑」レベルかと。

ただネットではビッグモーターが除草剤で話題になっていた時期にネクステージの店舗前の草木がなくなっている投稿もあることからかなり黒寄りのグレーな状態ではないかと思います。

元ビッグモーター社員によるBM化が不祥事・不正を横行

ネクステージの現在の社長は「浜脇浩次」さんと言う方が務めております。

この方は元々ビッグモーターの常務取締役を務めていましたが、ヘッドハンティングを経て2016年にネクステージへ。

そこからネクステージの「数字こそが全ての」「ビッグモーター化」が始まったようです。

競合他社、まして業界最大手のビッグモーターの役員を務めていた浜脇浩次さんを引き抜けたのですからネクステージとしては「これで大躍進や!」と思ったのでしょう。

事実業績は右肩あがりしており、浜脇浩次さんは当初副社長と言うポストでネクステージに入社しましたが、実績が認められ2022年には社長に就任。

これまでの不祥事・不正を見るとガチガチのトップダウンの経営方針だと言うのが伺えますが、これで誰も文句を言えない状態になったのではないでしょうか。

ネクステージには元ビッグモーター社員が大きな顔をしているようです。

クレームがあってもそれを軽視したり、適当でいい加減だったようですが、数字が取れるから「元ビッグモーター社員が偉い」なんて風潮が出来上がってしまいました。

これは最早ビッグモーターによるネクステージの乗っ取りと言っても過言ではないです。笑

ネクステージの不正を行っていた店舗は?

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ネクステージで不正を行っていた店舗について特定はされておりません。

ただ報道機関への回答でざっくりとした所までわかるのでご紹介いたします!

地域 不正内容
関東地方
九州地方
タイヤをパンクしたように見せかけて交換
関東地方
近畿地方
九州地方
保険契約数の“売買”
関東地方
近畿地方
九州地方
保険の加入を条件に値引き

ネクステージの今後はどうなる?

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ビッグモーターは社長が退任しましたが、ネクステージはどうなるのでしょうか?

ビッグモーターほどではないかもしれませんが、それでもいくつもの不祥事や不正を行っております。

不祥事や不正が公になってしまった以上何らかの形でのケジメはつけないといけないですよね。

個人的には社長をはじめとした元ビッグモーター社員をトップ層に置いておくと不正はなくなりにくそうなので、一新してほしいですね。

ネクステージは社長がビッグモーター化のキーマンなので、浜脇浩次さんが退任したらネクステージにいる元ビッグモーター社員もあまり大きな顔はできないのではないでしょうか。

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【BM感染】ネクステージ不祥事一覧!不正をわかりやすく解説!まとめ

ネクステージの不祥事一覧をまとめました!

ビッグモーターっぽいと思いましたら、ビッグモーターのやり方をガチガチに踏襲したトップによるビッグモーター化が原因でしたね。笑

トップダウンの会社というのは上に意見を言いづらい環境にあります。

不正が明らかになったところで、もう少し風通しの良い職場環境にしないとネクステージ社員が限界を迎えそうで心配です。

筆者もネクステージのHPで中古車を検討しておりましたが、買わなくてよかったと今はほっとしています。